砂塵と落葉の歌 - イランド屋
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[03:50.0]空風は言うんだ「この世界はよく笑うんだ」と
[03:50.0]既に飲み干した硝子瓶は汗をかいた
[03:50.0]幾つも積もった便箋から流れ出す音色を
[03:50.0]一つ切り取って寂しがりの夜にやった
[03:50.0]埃を被った古い絵画 傍にそっと
[03:50.0]「明日ここで待つ」と、もう届かぬ声があった
[03:50.0]夕刻を知らせる鐘が随分高く響いた
[03:50.0]「ただいま」そう言ってくれるはずもないのに
[03:50.0]枯れ果てた歌すら懐かしくて抱いていたくて
[03:50.0]霞の中ひとり立ち尽くしている
[03:50.0]空風は言うんだ「この世界はよく出来たもんだ」と
[03:50.0]何故かのその先の話などはせず笑った
[03:50.0]食べかけの今日は何も言わず灰になり積もるが
[03:50.0]明日ここに何が訪れるか知らないんだ
[03:50.0]風を失った古い町に残されて今日も
[03:50.0]「明日ここで待つ」と、もう届かぬ声になった
[03:50.0]12度目の約束が文字になってやがて乾いたって
[03:50.0]「おかえり」そう言ってくれるはずも無いのに
[03:50.0]枯れ果てた歌すら疑わしくて離してしまって
[03:50.0]靡く旗が煤けて笑う
[03:50.0]夕刻を知らせる鐘が幾分か遠く退いた
[03:50.0]「ただいま」そう言ってくれるはずもないのに
[03:50.0]あなたよどうか この町へ辿り着かないでくれるか
[03:50.0]壊れたブラウン管が語る
[03:50.0]錆び付いた電波塔が最後に飛ばしたあの歌
[03:50.0]点と線だけで唸った夜が 混ざってから
[03:50.0]ハイドランジアが咲いた意味のない明日を描いた
[03:50.0]そうしてまた空風は言うんだ「この世界はよく笑うんだ」と
[03:50.0]既に飲み干した硝子瓶は汗をかいた
[03:50.0]幾つも積もった便箋から流れ出す音色を
[03:50.0]一つ切り取って寂しがりの夜にやった
[03:50.0]埃を被った古い絵画 傍にそっと
[03:50.0]「明日ここで待つ」と、もう届かぬ声があった
[03:50.0]夕刻を知らせる鐘が随分高く響いた
[03:50.0]「ただいま」そう言ってくれるはずもないのに
[03:50.0]枯れ果てた歌すら懐かしくて抱いていたくて
[03:50.0]霞の中ひとり立ち尽くしている
[03:50.0]空風は言うんだ「この世界はよく出来たもんだ」と
[03:50.0]何故かのその先の話などはせず笑った
[03:50.0]食べかけの今日は何も言わず灰になり積もるが
[03:50.0]明日ここに何が訪れるか知らないんだ
[03:50.0]風を失った古い町に残されて今日も
[03:50.0]「明日ここで待つ」と、もう届かぬ声になった
[03:50.0]12度目の約束が文字になってやがて乾いたって
[03:50.0]「おかえり」そう言ってくれるはずも無いのに
[03:50.0]枯れ果てた歌すら疑わしくて離してしまって
[03:50.0]靡く旗が煤けて笑う
[03:50.0]夕刻を知らせる鐘が幾分か遠く退いた
[03:50.0]「ただいま」そう言ってくれるはずもないのに
[03:50.0]あなたよどうか この町へ辿り着かないでくれるか
[03:50.0]壊れたブラウン管が語る
[03:50.0]錆び付いた電波塔が最後に飛ばしたあの歌
[03:50.0]点と線だけで唸った夜が 混ざってから
[03:50.0]ハイドランジアが咲いた意味のない明日を描いた
[03:50.0]そうしてまた空風は言うんだ「この世界はよく笑うんだ」と
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