背景、沉溺于夏天 (cover: 初音未来) - 猫梓先生

[00:47.19]愛想が尽きたようなんだ 僕に
[00:51.3]廃頽 十九の傘に灯がついてる
[00:53.55]今日も
[00:57.55]十二時過ぎの アスファルトに
[00:59.05]落ちた君の
[01:02.56]小さな命の重ね火を
[01:04.3]そっと
[01:07.26]雨が途切れたら
[01:10.01]朝に藍がかかる
[01:13.21]蛍光色の羽と
[01:17.21]濡れた君の手に縋った
[01:23.04]夏蝉 空の果て夏蝉
[01:25.53]褪せた唄は
[01:29.78]耳に溶けたまま
[01:34.29]君の声が響く
[01:37.28]夏の隅を
[01:43.03]街に泳ぐ さかなのように
[01:48.55]エンドロール にしがみついてる
[01:49.94]今日も
[01:50.44]一人
[01:53.94]何かに縋って息をする
[01:55.94]明日も
[01:59.71]誰かの声が重なっても
[02:01.21]僕ら
[02:06.5]席を 立つことも 忘れてしまってる ようで
[02:09.74]夏の花束は
[02:12.5]風鈴の影に
[02:15.25]水に溺れてる
[02:19.5]君の言葉が歪むんだって
[02:25.0]夕凪の片隅
[02:27.0]君の影は
[02:31.74]空に揺れたまま
[02:36.25]空蝉の形を
[02:39.0]傘の下に
[02:45.20999]いつか消えた 蝉時雨と
[03:17.69]カラスが鳴くから 家に帰ろう
[03:25.19]陽の落ちる街にさざめいた
[03:29.94]夕焼けに泣かないように
[03:35.69]蛍火 空の暮れ萤火
[03:38.44]夏が終わる
[03:42.44]君の声が ただ
[03:46.93]少しかすれてゆく
[03:49.69]薄れてゆく
[03:53.93]茜を背に
[03:58.20999]夕闇、空の果て黄昏
[04:01.21]褪せた夢は
[04:03.71]君を染めて
[04:04.96]今
[04:09.46]蝉の唄が止まる
[04:12.96]かすれたまま
[04:17.96]カラスの鳴く 鳥居の下
[04:20.71]君が笑う
[04:23.21]夏の隅で