恋の歌 - 遠藤賢司

[13:59.0]恋の歌 - 遠藤賢司
[13:59.0]词：遠藤賢司
[13:59.0]曲：遠藤賢司
[13:59.0]あの女がさっきビール片手にこう言ったよ
[13:59.0]あなたのラブソングはあまりにもロマンチック過ぎるわって
[13:59.0]キットあの女は僕にこう言いたかったんだろう
[13:59.0]あなたの老けた顔にはもう恋の歌は似合わないと
[13:59.0]僕は今地下鉄の最終電車の吊革にゆられながら
[13:59.0]窓ガラスに写る自分の顔を何げなさそうに見てる
[13:59.0]そうだねあの女の言ってることも あたってるかもしれないネ
[13:59.0]そうだね僕は年をとったよホラこんなにも老けたデモネ
[13:59.0]この宇宙は一粒の凹と一粒の凸の恋の歌で始まったのだ
[13:59.0]そう引力と融合と分裂と増殖と破潰と再生
[13:59.0]それはこの宇宙の永久の原理なのだ
[13:59.0]そしてその恋の歌そう音楽から
[13:59.0]この宇宙の凡ゆる事象は産まれたのだ
[13:59.0]やがて芸術は宗教は科学はスポーツは戦争はなどなど そう地球は
[13:59.0]私という人間もだ
[13:59.0]そしてこのたったの現在も 137億年前の宇宙誕生の瞬間
[13:59.0]ほらごらん ひとりぼっちの凹と凸
[13:59.0]そうひとりぼっちの女と男が恋をしたよ
[13:59.0]ぼ僕は君を好きなんだよ私もよってほらキスをした
[13:59.0]そして喜びも哀しみも その恋の歌は そう音楽は
[13:59.0]凡ゆる創造の起源なのだ
[13:59.0]だから僕は出来うる限りこれからも このたったの現在の
[13:59.0]それさえ歌えたら本望なんだ 他はいらぬ説教だと恋の歌を歌う
[13:59.0]だって人は皆な這いずり回って このたったの現在を必死に闘ってるんだ
[13:59.0]ただただ自分の為に自分めがけて自分を歌うんだ
[13:59.0]それが赤の他人 人間に伝わるか そこだけが勝負だ
[13:59.0]それにどんなに大音量のハードロックだってクラシックだって
[13:59.0]そう凡ゆる音楽はラブソングなのだ
[13:59.0]凡ゆる創造は心の繋がりを求め彷徨う 寂しがりやのラブソングなんだ
[13:59.0]そして何よりどんなにコッピドクふられたって
[13:59.0]コンナニモ酷いことがあったって
[13:59.0]人は皆な微かな希望を求めて歌うよ 誰より好きな自分へのラブソング
[13:59.0]ところで君の好きなその音楽家って
[13:59.0]近頃いったいどうしてしまったんだろうね
[13:59.0]少しもこのたったの現在の自分を歌ってないよ
[13:59.0]嫉妬まぎれにあの女にそう言ってやりたかったが
[13:59.0]そんな彼は時に音楽を見失った俺だと辞めた
[13:59.0]たとえあの女がお婆あちゃんになったって 優しい旦那がいようと
[13:59.0]誰かに心をトキメカス それは生きてる証だ
[13:59.0]もしかしたら胸の奥にほんのちょっぴり 別れた男への恋の歌
[13:59.0]も少し優しくしてあげればよかったわって
[13:59.0]大丈夫君は優しかったよ今でもね
[13:59.0]そんな訳で僕はそっとかつ真剣に勝手に片想いをしては
[13:59.0]そうこの宇宙の始原は創造の起源は恋の歌を歌って行くよ
[13:59.0]だから例え友人の奥様や娘さんや彼女や
[13:59.0]街で見かけた女や タダの飲み友達だろうと
[13:59.0]ヨロシカッタラ美しい女は御用心なんてね
[13:59.0]男ってそんなもんさ
[13:59.0]そう僕が今以上に皺だらけのがんこ爺いになったって
[13:59.0]心の優しい女が好きそう僕は死んでも男だから
[13:59.0]僕が一番歌いたい歌それはロマンチックなラブソング
[13:59.0]いいえこの胸に甘く切ない恋の歌
[13:59.0]それはもしかしたらそうあの女へのそう君への恋の歌
[13:59.0]ぼっ僕は今でも君を好きなんだよ